家族が壊れたとき





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十八幕

兄からの入金が滞り始めた頃にも正直顎を出したくなった。 


自分を緩くする方法としたら今までの返済の実績から



月々の返済額を低く設定し直してもらう事も可能だったし、


最悪破産することも可能だった。 


倒産




それでもやっぱり昨日頑張れたから、今日もう一日頑張ってみよう。



この気持ちを胸に何とかやってきたのだと思います。 


これは自分自身のこと。 



もし、夫に顎を出す手段でそうした逃げ道があるなんて考えを告げたら


間違いなく、そちらの方向に傾いてゆくのは手に取るように分かるから


本当に自分自身の戦いだ 




また、貯金にしても同じ事が言えるのではないだろうか。 




人間生きてゆく中でお金という物は切っても切れないアイテムです 



いつ、何が起こるか分からない。 




貯金の額面を夫婦間で認識していた場合には


家庭の台所事情が厳しくなれば当然その貯金が脳裏を過ぎるだろう。 



苦しいのですから甘い言葉には寄りかかりたくなるものです。 




もしその時に夫婦のどちらか一方が



「あの貯金をとりあえずあてがえば・・」




「また貯金はすれば良いじゃないか・・」




こんな言葉を投げかけられるばかり 







つまりは夫婦で相談し始めた時には大概、甘い方向に傾いていて

結論はすでに出ているのではないだうか。 






しかし、100万円を貯金するのにどれだけの歳月がかかるか? 




また、100万円の借金を返済するのにどれだけの歳月がかかるか? 



お金という物は使うときは本当に簡単だ 




しかし、それを貯金なり、返済なりして行くには


それなりの努力と労力、歳月を要するものです。






ですから、私の場合だと例えば貯金なんかはいくつかの口座に少しづつ小分けにして


自分がなるべく総額で安心してしまわないように・・とか、






混んでいる銀行は面倒くさい、


そこでわざとキャッシュカードを作らないで貯金をおろしにくい環境にするなど


工夫をしている。 






それでもたかだか・・と言った様な貯金額しかないが・・ 




子供の教育費やら自分の体の不安・・




入院費、そういったこと・・




例えば、その借金を抱えている最中にもし夫が病気にでも


なって入院してしまったら収入は絶たれる。 







医療代はどうにでもなるにせよ当然支払いが滞ってくれば生命保険の配当金やら


給付金も差し押さえられますからあてには出来ない。 






そのためにもせめて1ヶ月間くらいは生活して行ける貯金は必要なのではないか




「そんなお金があるなら借金の少しでも返済にあてるよ」


そういう考え方の人もいます。確かにそうかもしれません。 





私の場合がおかしいのかもしれないがどこかで夫を信頼できないのか 






借金があるから必死で働く・・ 夜勤でも頑張れる・・借金が無くなればそこまでしない。 





喉元過ぎてからその熱さを思い出すことはする夫ではない・・


都合の悪いことは本気で忘れてしまう。 とても便利な頭の構造のようだ。 






それからまたその金額にたどり着くまでにはそれまでしてきた事を


繰り返さなければならないし、


正直借金がなくなれば気も抜けて仕事を調整し売り上げは減ってくることだろう。 

	
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◆反省と教訓◆

考え方は人それぞれだけど案外追われればできる事って多い

だけど自分に厳しくなって一度の経験が実感となって自信に変わった時には

また新たな困難がきても立ち向かえるだけの力量?があるから逆境に強い人間になれるのかもしれない

出来れば逆境なんてない方が良いけど・・