家族が壊れたとき





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十九幕


我が家にはまだこれから教育費がかかる子供が二人居る。 


夫は高校も行かないで働けば良いといった考えを持っているから



その場に直面した時に金銭的に余裕がなければ進学も難しくなってくる。 




現に一番上の子の時にも自分のバイト代だと言ったりして裏で私が・・




というような気も回したから夫本人には分からない事も多々あった。 





何も私は教育熱心なわけではない 





病気をして放射線を受けに通う時に思った




病院までの道のりを歩いている途中ある有名大学を通過する 






季節がら春と言うこともあって大学では入学式を終え、


様々なサークルが新入生を勧誘するために思い思いの衣装に身をまとい、


ちょっとしたお祭りムードだった。 そのとき私は思った。 






その時、その年齢にしか経験できない楽しさってあるんだよな・・ 


大学に通う事は勉強を一生懸命して行けばもしかしたら私にも0ではないでしょう。 




でも、あの若い世代の人と同等に騒ぐには年をとった分彼等とは異なるのは当たり前だ 



だから私が思うのは勉強ではない。



もちろん勉強も出来るに越した事はないでしょう。 






それよりも、一度しかない人生なんだからわが子には


思いっきり楽しめる時には楽しんでほしい。 


過ぎてから時間は取り戻せない、後悔しても始まらない・・



そう私が実感してしまったからでしょう。 





これもある意味エゴかもしれないが・・ 




実際子供とも何度も衝突したし、周囲からも色んな厳しい意見がとんだ。 




しかし、今年何とか大学に入学して本人から



「ありがとう」という感謝の気持ちももらえたし、




毎日大変なのでしょうが楽しそうに



キャンパスライフを話してくれる姿を見て私自身、目を細めて聞いている。  




自分の学力や選択で学校に行かないのは、


それはそれでまた違う目標を持って進めばよい事です。 





私の子供の場合には何の目標もなく自分が何を得意とするかも彷徨って居たから


もう少し学生を続けてその中で段々見えてくるものもあるのだろう、とも思った。 






それは働いて家庭に少しでも入れてくれれば助かります。 


でも、どうしてもこの子を巻き込みたくはなかった。






保証人になった自分の責任・・それでも妻である私は当然手伝う。



家業は現場の仕事ですが私も何度か出ました・・人工代の節約だった。 





色んな事を試しているうちに時間が過ぎて今月は何とか出来た・・


1度払えばその金額は必ず減るから2度払う必要はない。 


厳しい環境をあえて作り、ポジティブな考え方で乗り切る・・ 


どうなんでしょうね・・

	
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◆反省と教訓◆

どんな事を言われても進学させて良かった


子供にはどんな努力も惜しみたくなかった。

子育てに 答えなんてないけど自身がなかったから余計に無理をしてでも・・という気持ちがあったのかも

でもそれで良かった。本当に