家族が壊れたとき





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二四幕

馬鹿な男である。


色にボケ公正証書まで交わした


離婚しても家族が不利になる事のないように私の要望を条件として応じる。 




感情に流されて衝動的に離婚した所で


この身体で三人の子を養っていく事はたやすい事ではない。私一人の感情・・




いや一番上は完全に軽蔑してしまっている。 




しかしその感情に流されて子供たちを巻き込みたくはなかった






もし、また私が入院するような事があったときに


面倒を見てくれる人はいなくなってしまう。




そうすれば、必然的に一番上の子に負担が掛かってしまう事になる




今まで真面目に頑張ってきてこんな若いうちから


苦労をかけるわけにもいかないという気持ちが私の脳裏をかすめた。






小さいことかもしれないが無邪気に習い事を話す子供たちの


小さな、小さな、当たり前の幸せを私は二度とってしまうことになってしまう





以前は長い、長い、入院生活・・どれだけ寂しい思いをかみ殺し、


字とも言えない書けない字で交わした交換日記から伝わる精一杯の思い・・





いつまで生きていられるか母親としての無念の気持ちで


精一杯こうした気持ちでくじけてはいけない。




明るく生きなさい・・・



そう今まで子供に接してきたつもりである。




下の二人の子供は私が何の病気だったかさえ伝えていない




当時は再発してしまったら家を出る気持ちだった




それでもおかげ様で今年で6年・・生きている事ができている。 



まあ、病気の話はこの辺で・・





そしてもし私が衝動的になってしまったら


二度も当たり前の幸せを奪ってしまうことになってしまう


今までの苦労が無になってしまう。




そう思う気持ちから今もとりあえずではあるが家に収まっているのだろう。 

	
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◆反省と教訓◆


本当に私がしっかりとした大人の人間であったらもっと早くに自分を大切にして病院に行っていただろうか

本当の意味で子どもたちを大切にしていたのだろうか

子供たちへ

ごめんなさい。まだまだ未熟な人間だけどあの頃よりはチョットは成長したかな?