あいにく弁護士の知り合いも居なかったため 夫の両親が世話になっている弁護士に相談を持ちかけた。 しかし奇妙なことにその弁護士は私たちに破産宣告をするよう 持ちかけてきたのである。 小さいとはいえ事業をしている手前、破産するわけにはいかなかった。 もしかすると私にはどうしても家を建てたいという 幼少時からの気持ちが捨てられなかったのかもしれない。 自分で言うのもなんだけど今まで言葉では語りつくせない苦労の数々 本当に不運続きだった。 死を直面しなくてはいけない病と闘って、 ほんの一瞬でも人並みの生活に憧れを抱いていたのだろう。 こんな横縞な気持ちは表面に出すわけにはいかない。 私は事業に差し障ると採算、説明を繰り返した。 また、あと一人の連帯保証人である親戚の人にも迷惑が かけられないという兄の意向もあったのだ。 私たちが仮に破産したとしてもその人にまでは迷惑はかけられない。 当時兄の心の中では破産後も払い続ける気持ちがあったのであろう。TOPページへ>>
当時の自分は不運続きと思っていたのは今となっては運命だかなんだか分らないけど
流れに逆らって前進していたからなのか・・
この時流れに沿って破産していれば貧しくとも
これから後に起こる全ての出来事も少しづつ変って居たのかもしれない。
いつも大変の方を選択して自分で自分の首を絞めてきた様な気がする
このころからだろうか色んな決断が出来なくなってきてしまったのは・・